推移表

月ごとに横へ並べる表。4つの決めごとの答えをもらい、作って入れました(2026-09-21)。下は決まった中身と、作る前に実際に計算させて分かったことです。ブックで押しての確認はこれからです。

決まったこと

決めごと答え作ったもの
① 1枚か2枚か1枚に上下上=貸借の部/下=損益の部。行の並び・段・小計・色・折りたたみは貸借対照表・損益計算書と同じ材料から作るので、帳票を直せば推移表も同じ形になります
② 集計の形案B(まとめて1本+足し上げ)案Bの形のまま、1本の重い式を QUERY から「鍵の列+SUMIFS」に替えました(下の「実際に計算させて分かったこと」)
③ 長いとき60か月で止める超える指定では作らず、「月の範囲が60か月を超えています。開始月を変更してください」と出します(黙って別の範囲を作りません)
④ 月の列から元帳開く月の列を選んで「元帳を開く」を押すと、表示する期間をその月にしてから開きます(開いた窓の期間表示もその月。※期間は全部のタブで1つなので、帳票もその月になります)

実際に計算させて分かったこと

読んだ見立てで決めず、試験用の複製に本物の式を置いて確かめました。

試したこと結果
QUERY の pivot で 科目×月 を作る採りませんでした。①空の月は列が出ない ②日付が空の行で「1899-12」の列が生える ③金額に文字が1つ混じるとその行が黙って落ちる ④出来上がりの幅がデータで変わる(=右の列の位置が動く)
鍵の列(科目|月)+SUMIFS採用。月の列は表が決めるので、空の月は0・幅も動きません
貸方のマイナスVSTACK(借方, -貸方)貸方が1つの値に潰れます(表が借方だけになる)。ARRAYFORMULA(-…) で包んで直しました
重さ(仕訳2,000行・科目120・60か月=7,200本のSUMIFS)鍵の列 1.3秒/計算 1.0秒/エラー0・全セルの合計0(借方+・貸方− なので、正しければ0)

使い方

やることどうなるか
月の範囲を変えるC2に開始月・D2に終了月(2026/8 でも 2026年8月 でも読みます)。入れたら「推移表を再作成」を押します。空なら、いちばん新しい取引の月から15か月
全部更新推移表も作り直します(段の1つに入っています)
いちばん右の列「期間合計/期末残高」。損益=その期間の足し算/貸借=いちばん右の月末残高
表に入らない仕訳表題の右に件数と行が出ます。押すと仕訳帳のその行へ飛びます(日付が日付でない・金額が数でない行)

以下は決める前の案(記録として残します)

1. 何を出すか

各月の列に入る数字
貸借対照表の科目(資産・負債・純資産)その月の月末残高(前月末+その月の増減)
損益計算書の科目(収益・費用)その月の増減額

同じ表に上下で並べます(1枚)。上が貸借対照表の部、下が損益計算書の部。理由は、月をまたいで見るときに横スクロールの位置を2枚で合わせる手間が出ないためです。分けたい場合は2枚にもできます(下の①)。

2. 行の作り方

貸借対照表・損益計算書と同じ並び・同じ折りたたみ・同じ色を使い回します。いまの帳票は「勘定科目マスタの表示区分と並び順」から行を組み立てているので、その組み立てをそのまま呼びます。

3. 月の決め方

選び方中身
直近15か月(既定)いちばん新しい取引のある月から数えて15か月。何も選ばなければこれ
開始月と終了月を選ぶ表の上の2つの欄(yyyy/mm)。1か月でも60か月でも指定できる
全期間仕訳のある最初の月から最後の月まで(下の5で条件つき)

「表示する期間」(帳票・元帳で使っているもの)とは別に持ちます。推移表は横に並べるのが目的で、1つの期間に絞る帳票とは用途が違うためです。

4. 集計の形(重さの見積り)

いまの帳票と同じ「1セル=SUMIFS 2本(借方・貸方)」で作ると、次の数になります。

月の数SUMIFSの数仕訳1,000行との突き合わせ回数
15か月(既定)1203,600360万
36か月(3年)1208,640864万
60か月(5年)12014,4001,440万

そこで、別の作りを勧めます。「月×科目の増減」を1本の式でまとめて作り、表はそれを見るだけにします。

案A:1セルずつ SUMIFS案B(推奨):まとめて1本+足し上げ
作り各月・各科目に SUMIFS 2本隠しの集計欄に QUERY 1本(仕訳帳を 科目×月 で集計)。表はそこを引き、貸借の月末残高は前の列+その月の増減で作る
15か月の式の数3,600(重い式)1本(重い)+約1,800本(足し算だけの軽い式)
60か月14,400(重い式)1本+約7,200本(軽い式)
仕訳が増えたとき式の数×仕訳の行 で効く重い式は1本だけなので、仕訳が増えても伸び方がゆるい
作りやすさいまの帳票と同じ形で作れる集計欄を1つ足す必要がある(隠しタブか、表の右の外)

5. 全期間にできるか

できます。ただし月の数で線を引くことを勧めます。

月の数列の数(見出し2列+合計1列を含む)どうなるか
15か月18列問題なし。画面にもほぼ収まる
36か月39列案Bなら動く。横に長い
60か月63列案Bでも作り直しに時間がかかる。ここが目安の境目
120か月(10年)123列勧めない
③ 全期間が長いときの扱いを決めてください。
(a)60か月で止めて、超える分は「開始月を選んでください」と出す(推奨)
(b)月の数だけ列を増やす(上限なし)
(c)15か月ずつ折り返して下に積む(列は18本のまま・行が増える)
※(c)は横スクロールが要らない代わりに、同じ科目が何度も出てきて縦に長くなります。

6. 合計の列

置きます。いちばん右に「期間合計」。

7. 数字から元帳へ飛べるようにするか

いまの帳票と同じ形にします。行を選ぶと、その行の横に「元帳を開く」のボタンが移り、押すとその科目の元帳が別窓で開きます。

④ 月の列を押したときに、その月だけの元帳を開くか。
いまの元帳は「表示する期間」で絞られます。推移表の1月の列を押したら1月だけの元帳を開く、という形にもできます(選んだ列の月を元帳に渡す)。手間は小さいです。要るかどうか教えてください。

8. 決めてほしいこと(まとめ)

① 1枚か2枚か。貸借対照表の部と損益計算書の部を、1つのタブに上下で並べる(推奨)か、タブを2つに分けるか。

② 集計の形。案B(まとめて1本+足し上げ・推奨)か、案A(1セルずつSUMIFS・いまの帳票と同じ形)か。

③ 全期間が長いときの扱い。(a)60か月で止める(推奨)/(b)上限なし/(c)15か月ずつ折り返す。

④ 月の列から、その月だけの元帳を開くか。

9. 作る順番(作ったもの)

  1. タブを作る(行は帳票の組み立てを呼ぶ。まだ月は1列)
  2. 月の欄(開始月・終了月・直近15か月のボタン)
  3. 集計(案Bなら隠しの集計欄+足し上げ)
  4. 合計の列・元帳へのボタン
  5. 全部更新の段に加える(ほかの帳票と同じく、元が変わらなければ飛ばす)